2008年11月26日(水)

チェコの憲法裁判所はリスボン条約を合憲と判断

プラハ(AP)

チェコの憲法裁判所は水曜日、EU改革リスボン条約がチェコの憲法に反しないと判断した。ミレク・トポラーネク首相の所属する与党の欧州統合懐疑派は今年5月、批准の前にリスボン条約の合憲性を憲法裁判所が審査するよう要求し、これを認めさせた。

リスボン条約はEUの効率化と民主化を図るものである。たとえば欧州議会の発言権が拡大される。また半年交替のEU議長の代わりに、2年半任期の常任議長ポストが設けられる。さらに2014年には欧州委員会の縮小が図られる。

しかし発効の最大の障害はアイルランド国民による否決である。アイルランドは国民投票での批准を規定している唯一の加盟国である。当初リスボン条約の発効は2009年1月1日が予定されていた。

原題:Tschechisches Verfassungsgericht sagt ja zu EU-Reformvertrag




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